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一緒に暮らす男女5人の物語。 距離感がすごい。 文章でこの距離感を表現できるものなのだろうか。 ちょっとしたショック状態。 ますます悪人を読まなければと再度思う。パレード作者: 吉田修一出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2002/01メディア: 単行本購入:…

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時は戦国時代。 信長や秀吉、家康の幼き頃、 歴史の裏にひょっこり潜んでいる「難儀」な人々の話の短編集。 難儀でござるなぁ。難儀でござる作者: 岩井三四二出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/07/21メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ …

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オレ、なにやってるんだろう。 と思いつつも、この職には合ってるんじゃないかと思う リストラ請負会社の面接官の主人公。 リストラする人間とリストラさせられる側の人間。 まったく悲喜こもごも。 1日半で一気読み。 お題は厳しく悲しいけれど、楽しんで読…

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ひったくりをしたり、もしかしたらひったくりをした時に 人を殺したかもしれなくて、 帰る家もない、家族もない、仕事もない、 知り合いもいない、何一つ持っていない、 ただしゃぼん玉みたいに漂うだけの自分の存在。 たまたま入り込んだ九州の山奥の村で、…

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読み終わった後、読んだ〜!と思わず言ってしまいそうになる程の読後感。 秋田のマタギの物語。 避けようのない運命が重くのしかかり、それでも黙々と懸命に行きて行く姿。 最後のヌシとの壮絶な闘いは自分が足を喰われる感覚があるくらいの迫力。邂逅の森作…

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やっと読んだ「砂漠」。 青春小説(は得意じゃないから)だいぶ後に回していた。 大学生5人の汗と涙の青春物語。 なんてことは、まるでない。 さらっと読めて、人物も(相変わらず)魅力的で多いに楽しめる。 「人間にとっての最大の贅沢とは、人間関係にお…

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綺譚ってどういう意味だろう? 調べてみるとおそらく永井荷風の墨東綺譚から来ているのかな。 奇談=珍しい、不思議、綺談=面白く造った話、 奇譚=珍しい話や言い伝え。 これらをあわせて漢文学を学んでいた永井荷風が造った造語みたい。 珍しくて不思議で面…

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吉田修一氏の悪人が読みたくて、 でもまずは同氏の作品を読んだ事がないので 図書館で借りた長崎乱楽坂。 パークライフ、パレードは貸し出し中。 春、バーニーズでにはあったけれどぱらぱら読んでこの本に。 長崎の乱楽坂にあるやくざの家で育つ主人公。 欠…

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あの時こうしていたら違ったのに。 後悔とやり直し。 崩壊と立て直し。 私は女で父と息子の関係を理解する事はできないけれど 間違ってカッターで指を切ってしまった時、 切ったと気付いた時に感じる一瞬の痛みが延々と続く感覚。 流星ワゴン (講談社文庫)作…

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写真のWSの一期先輩の春日氏、同期ののこちゃんとryon2氏から 熱く厚く暑く奨められ早速読む。 バスの中でうっかり泣いてしまったではないか。 淡々と進む文章、容易に想像できる美しい ハイジが住んでいるような山の風景、 人生を大切に生きる事の大事さ。 …

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図書館にて発見。 やったー!と思わず小さくガッツポーズしそうになった。 伊坂作品が続いているので、ちょっと離れようと 思っていた矢先。 しょうがないから読んじゃう。 借りれちゃったから読んじゃう。 脇役達のスピンオフ短編4つ。 番外編という感じも…

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ハードカバーの魔王は兄のエピソード「魔王」と 弟とその奥さんのエピソード「呼吸」が一つの本と なっていて、魔王を読んだ後、呼吸も読まなきゃと、 ハードカバーを買おうと思っていたところ、 図書館で呼吸が掲載されているエソラvol2を発見。 一気に読む…

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償い。帯買いしました。 少しだけ強引な感じだった感じがしなくもなくも。償い (幻冬舎文庫)作者: 矢口敦子出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2003/06/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 41回この商品を含むブログ (101件) を見る

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古本屋さんでもう一冊エソラを購入していて 目当ては楽しみだった「魔王」。 途中で千葉が出てきたので、あぁ・・と悲しくなる。 思うこと多いので又まとめようと思う。小説現代特別編集 エソラ [esora] Vol.1 2004.12 (Kodansha mook)作者: 伊坂幸太郎,吉田…

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オススメの本ってなに?と聞かれ、うーんうーんと悩みに悩む。ここの所、現代作家そしてミステリー又はミステリー色が強い物ばかり読んでいるけれど、時代物も好き。藤沢周平も好きだし、宮部みゆきは現代物より時代物の方が好き。幕末物も好き。司馬遼太郎…

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毒、快に続く黒は「黒笑」。 図書館で発掘。 ブラックユーモアの短編集。 シンデレラを今時にもじったシンデレラ白夜行。 アイロニーが漂う文壇(裏)事情、 おもちゃ業界の臨界家族、ちくっと黒笑。 黒笑小説作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 集英社発売日: …

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漢方小説がよかったので、中島たい子さんの「そろそろくる」を。 女性ならなんとなくピンとくる、生理のお話。 PMS(Premenstrual Syhndrome月経前症候群>)と向き合い 仕事をし恋愛をし生きていく主人公。 漢方小説もそうだったけど、主人公の話を直に聞いて…

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古本屋さんでエソラを発見。 目的はもちろん伊坂氏のギア。 エソラは小説と漫画で構成された講談社から出ている一冊。 裏表紙に主旨として、 エソラは絵空事の頭三文字から。想像力や空想力、虚構、絵空事の世界には現実の個人や世界を変えうる力が秘められ…

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図書館の返却の日が迫っていて 物凄い勢いで早読み流し読みをしてしまった。 こんな事するなら読まずに返して、 又借りればいいのにと思いつつも。 むかし話をしをん風にの短編集。 もう一度読んで繋がりを確かめなければ。 もう一度借りなければ。 そして一…

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短編7話で構成されている小川洋子氏の海。 どれもちょっと変わってるけれど、カツカツと淡々と胸に響く。 表題の「海」と「缶入りドロップ」、 きっと大人にしかわからないであろう、 「バタフライ和文タイプ事務所」が好き。海作者: 小川洋子出版社/メーカ…

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主人公の話を直に聞いているような文章、 読み終わった後は漢方の薬がようやく効いてきたかも? と、うっかり思ってしまいそうな胃がすっきりしたかんじ。 そうここの所ずっと心の中でひっかかっている事、 変化を恐れない自分になりたいんだ・・と思ったり…

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就業後、図書館へ。 今日の戦利品(?)は3冊。在庫検索システムで、伊坂氏のフィッシュストーリーが在庫有りとなっていて嬉々として棚に向かうがそこにはなし。誰か脇に抱えて貸し出し窓口へ向かっていて今にも借りそうな状況なのか、それともこの空間で読…

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吃音の少年のお話。 もうまいった。 読んでよかった。 重松さんご自身が吃音で、吃音の子を持つ母親から うちの子に励ましの手紙を書いて欲しいと手紙が来て、 考えて考えたあげく、手紙は出さずこの本を書いたという前書き。 ふわぁっと胸がしめつけられる…

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昭和44年から46年に、サンケイ新聞に連載された 檀氏による料理のコラム、壇流クッキング。 細かい作り方、調味料の配分などは見事なまでに 省かれているのだけれど、(これぞ男の料理?) 檀氏の料理の自作に対する、惚れ惚れする程の情熱。 母上が家出をし…

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父からもらった図書カードがあったのを思い出し、 文庫を数冊大人買いするか、 それとも普段滅多に手を出さない(厳密には”買えない”) ハードカバーを1冊か2冊どん!と買うか迷いに迷い、 文庫2冊ハードカバー1冊という、 何とも小市民な買い物をしたのが…

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先週読んだ本。 久しぶりの伊坂幸太郎。 これは、かなり好き。 きっと又読む。 重力ピエロの春が出てきて、ちょっと嬉しくなった。死神の精度作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/06/28メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリッ…

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新しく買った本に着手しようと思うも、 先週に続き、また伊坂幸太郎。 手持ちのチルドレンを再読。 好きなんです、陣内が。 そして永瀬もベスも。チルドレン (講談社文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/15メディア: 文庫購入: 7人…