book

今年の春頃、購入していてまだ未読だった本をやっと読む。
長嶋さんはクウネルに連載の「褒め負ける俺」、そして「孟スピードで母は」がで
知り好きな作家さんの一人。
まずタイトルがゆるくていい。ジャージの二人。すごくゆるい。
売れてるとはいえないカメラマンの父、売れない小説を書いている(らしい?)息子。
二人で群馬の古い別荘に行き、小学校の名前の入った古着のジャージを着て一週間を過ごす。
特に大きな山場があるわけではないけれど、二人の淡々とした日常、
その日常は、悲しみあり、楽しいことあり、そんな事を、
難かしくない、でもぐっとくる会話の文章で綴られている。
息子のプリクラの事、最後のレタス畑の事、そっとじわっときてしまった。
この、「そっとじわっと」が長嶋さんの書くお話の好きなところなのかも。


ジャージの二人

ジャージの二人



来週映画が公開なので慌てて読んだ。。
という訳です。

ジャージの二人 (集英社文庫)

ジャージの二人 (集英社文庫)